アニソン好きなオタクのブログ。

リスアニ!LIVE 2021 1日目 セトリと感想

2月27日に日本武道館で開催された「リスアニ!LIVE 2021 SATURDAY STAGE」の感想です。

リスアニが武道館に帰ってきた!!
アニソンフェスが帰ってきた!!
ライブ感想の記事も昨年のリスアニぶりになります。1年間、大好きなアニソンフェスが開催できなかった苦しい時期が続きましたが、こうして無事にリスアニが開幕したことで少しづつ光が見えてきた気がしました。

もちろん声出しはNGですが、立ち上がっての応援はOKと言うことで、温かい拍手とペンライトの光がいっぱいとなった会場でライブがスタートしました。

※ライブの感想は個人の記憶と主観によるものです。MCなど一言一句正確ではありませんのでご了承ください。

出演者(五十音順)

アイドルマスター シンデレラガールズ
ASCA
内田真礼
スピラ・スピカ
CHiCO with HoneyWorks
halca

ASCA

Howling
regain
雲雀
CHAIN
進化論

1年の沈黙を誰が破るんだろう…?とワクワクして迎えた開幕ですが、先陣を切ったのはASCAでした!
しかも1曲目から「Howling」はアツい!「叫び続けろ 迷いのない願いを何度でも」という歌い出しが暗い現実を断ち切るようで、強い決意を浴びて、「あ〜アニソンライブってこれこれ!!」と言う感覚をじわじわと取り戻していく感じがしました。

2曲目のregainは本日初披露となる阿部真央さん提供の楽曲。MCの冨田さんもおっしゃっていた「激情」という言葉がぴったり当てはまる、ASCAの叫びに引き付けられる1曲でした。

優しいイントロで始まる「雲雀」は先ほどの激情とはガラリと雰囲気を変え、会場を温かい歌声で包み込みます。この曲を聞いている時のゆっくりとした時間が大好きなんですよね。
胸に染み渡るってこういうことを言うんだな〜って思います。

最後は再び激情のASCAに戻り、「CHAIN」と「進化論」を歌い上げました。
「進化論」は最新アルバムのリード曲でもあり、これからも闘い続けていくぞ!というASCAの強い意志を感じました。
高い地声だけじゃなくて一瞬裏声に抜けるサビが気持ちいい一曲です。激しいだけじゃなく聞き入ってしまう気持ち良さで虜になりました…!

MCでは声を詰まらせる場面もあり、有観客ライブのフェスでトップバッターを飾る緊張もあったと思いますが、小さな体で会場全体を引きつけるパフォーマンスで、どこまでも突き進んでやる!という強い意志を感じるステージでした。
私も久しぶりにASCAの歌が聞けて嬉しかった!ちょっと泣いたよ!

スピラ・スピカ

サヨナラナミダ
ほしのかけら
ピラミッド大逆転
ちょっと待って
じゃんけんキング

スピスピのボーカル、幹葉がアカペラで「サヨナラナミダ」を歌い始めると、元気よく黄色のペンライトを振る準備万端だった客席も、一瞬で張り詰めたような雰囲気になりその歌声に引き込まれました。
自分たちの明るく面白い曲が多いイメージを逆手に取った、ちょっとしたサプライズのようでニクい演出です…!

さらに続く「ほしのかけら」でも切ない旋律のメロディでスピスピの実力を見せつけられました。トークパートでの情報によると、これは新しい姿ではなく、隠れていたポテンシャルが引き出されただけのようで…。驚きです!

続く3曲はイメージ通りの明るく楽しい楽曲が続きました。もちろん止まらないトークも!(ちょっと安心)
新曲の「ピラミッド大逆転」ではサビのダンスを会場一体となって楽しみ、「ちょっと待って」では声が出せないのにコール曲を持ってきてしまった!というテイでバンドメンバーがコールを返すという「セルフコール&レスポンス」なる概念が爆誕ww
ラストは「じゃんけんキング」で楽しい時間があっという間に過ぎて行きました。2勝2分でした…!

まだこんなおもしろ事ができるんだ!と毎年思わせてくれる引き出しの多さにびっくりですが楽曲の幅も本当に広く、今年もどんな曲を聞かせてくれるのか楽しみしかないアーティストです。

halca

センチメンタルクライシス
FIRST DROP
告白バンジージャンプ
時としてバイオレンス
放課後のリバティ

キュートな「センチメンタルクライシス」の歌い出しから始まったhalcaのステージは終始可愛い!とにかく可愛い!ここまで3アーティストとも歌い出しが神過ぎませんかね?

衣装も出てきた瞬間心の中で「かわいーーーーっ!!!!」って叫んじゃいました。本人も解説していましたが、元々ワンピースだったチェリー柄のトップスを上半身だけ残し、さらに大きく手を振りたいため、腕が上がるよう改良してもらったとのこと。
さらに赤のショートパンツにリボンがあしらわれた黒のスカートを合わせ、動くたびにフワフワして可愛すぎる…(合掌)

初めてリスアニで見たときはあんなにたどたどしくて、見てるこっちがハラハラしたのに、今ではMCも生き生き話して、気づいたらニコニコのお裾分けをもらっている、そんな時間を作り出してくれるアーティストになっていました。

最新曲の「告白バンジージャンプ」はさすが前山田健一!という楽曲になっていますが、ため息部分やなかなか告白できない台詞部分もコミカルなのに可愛い!

ちょっとここまで「可愛い」を使い過ぎてしまいましたが、コミカルな楽曲はもちろん弾んだ声色で勢いを、ちょっと切ないパートでは感情をたっぷり込めて世界観を表現してくれるのも魅力ですね。
5月にはワンマンライブも決定しているということで、その魅力でますますファンを増やして行きそうな予感!

アイドルマスター シンデレラガールズ

ガールズ・イン・ザ・フロンティア
Jet to the Future
輝け!ビートシューター
Gaze and Gaze
ハーモニクス
EVERMOR

「つづいては、このアイドルたちです!」という紹介がかかると、声の出せない会場の光量がグッと増したような期待感に包まれました。今回は以下の3ユニットが登場しました。

【ロック・ザ・ビート】
青木瑠璃子(多田李衣菜役)、安野希世乃(木村夏樹役)
【ビートシューター】
小市眞琴(結城 晴役)、集貝はな(的場梨沙役)
【フォーリンシーサイド】
東山奈央(川島瑞樹役)、花井美春(村上 巴役)

1曲目の「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」は6人全員でクールに歌い上げます。
こんなかっこいい楽曲あるんだ!とデレステ知らないながらに引き込まれておりました!

自己紹介タイムでは東山さんがキャラクターと同じ年齢でパフォーマンスできたことに大興奮!「東山奈央、28ちゃいです!」って言ってましたww

全員1曲→ユニット各1曲→全員1曲という例年のアイマス恒例セトリかと思いきや、全ユニットが歌い終えたあと、再び登場したロック・ザ・ビートによる「ハーモニクス」はファンの間でも相当サプライズだった模様です!(イントロが流れ出した瞬間の空気のピリつきが教えてくれましたw)
ちょうどデレステとミリシタがコラボしていたんですね!

個人的にとても新鮮だったのが、コールがないことで静かなイントロやCメロDメロの無音部分がとても際立ってぞくぞくする瞬間が多くありました。特に「ハーモニクス」はすごかった…!贅沢な瞬間に居合わせたんだな、と思える時間でした。
ライブ前はコールがないと寂しいのでは?と心配していましたが、より楽曲に引き込まれてそんな心配は無用でしたね!
何曲かは内田真礼さんも楽屋で踊っていたとか!

CHiCO with HoneyWorks

決戦スピリット
醜い生き物
アイのシナリオ
乙女どもよ。
鬼ノ森

昨年すっかりお顔を見慣れてしまったCHiCO with HoneyWorks。
配信は未確認ですがTwitterとかで隠しているのを見ていると今回はお顔を出していないんでしょうか??いきなりFirst Takeに出たときは「大丈夫?間違えてない?」と心配しましたが…笑

チコハニワールドの開幕を告げるような「決戦スピリット」のスタートで、声を出せない客席も声出しパートはペンライトを振って応えます。
声が出せなくてもペンライトの動きでコール部分を表現できるんだ!と気づくライブ終盤です。
ボーカルCHiCOはもちろん、楽しそうに演奏するHoneyWorksのメンバーも積極的に前に出て盛り上げる(はしゃぐ)姿に楽曲が合わさって、感情全部を歌に乗せてしまう青春時代を追体験しているようなキラキラしたステージに元気をもらいました。

「アイのシナリオ」「乙女どもよ。」は明るいチコハニらしさが光るライブ定番曲でしたが、最新シングルの「醜い生き物」と「鬼ノ森」はちょっとダークな世界観を醸しつつも、物語テイストな歌で、どういう展開になるんだろう…?と聞き入ってしまう楽曲でした。

タイアップ作品の世界観の中にチコハニらしさを残した楽曲と本人たちも語っていましたが、作品に寄り添いつつも自分たちの表現の幅をどんどん広げて、突然のメディア露出含め、これからも枠に収まらない活躍をしてくれそうです!

内田真礼

take you take me BANDWAGON
youthful beautiful
ハートビートシティ
いつか雲が晴れたなら
Applause
ギミー!レボリューション
創傷イノセンス

アッパーなサウンドで開幕した内田真礼のステージは、一瞬でトリという重圧を跳ね飛ばし自身のワールドを展開します。
客席と一体となって「take you take me BANDWAGON」を楽しんだ後は、「youthful beautiful」で少し切ないムードに。
さらに続く2曲では、両A面シングルとなっている「ハートビートシティ」「いつか雲が晴れたなら」を披露し、メロウな世界を演出しました。

タイアップ曲でなくても自分の世界でこれだけお客さんを包み込むことができるのは、音楽活動を積み重ねてきた彼女だからこそできることなのでしょう。

お客さんを巻き込んで一緒に楽しんでしまう彼女が今回持ってきたのが「Applause」。
サビでは会場全体で手拍子をして盛り上がりました。
次には「ギミー!レボリューション」が続き、会場のボルテージはどんどん上がっていきます!曲が終わりきらずドラムとギターが鳴りやまない中、「ギミー!レボリューション来ちゃったしこの後来るとしたらまさか…」と会場全員が思ったであろうそのまさかが!!

生バンドが際立つ「創傷イノセンス」のイントロが始まると、声は出せなくても会場のボルテージが最高潮になったのがわかりました!!

キュートな楽曲、メロウなバラードに加え、もちろんデビュー曲であるロックサウンドも歌い上げ、声優アーティストとして一歩抜きん出た存在であることを見せつけられた気がします!まさに「私の道は私が決める」を体現していますね!

最後に

やっとアニソンフェスが動き出したよ!と喜べるお祭りのような1日でした。しかし、その中ではきっちりと最新のアニソンシーンを反映し、アーティストたちの活躍を余すところなく最高のバンドサウンドで届けようと尽力してくれた多くの方々がいたからに違いありません。

まだまだライブ開催にもいろいろな制限がありますが、こうしてリスアニの開催を迎えられたことが、アニソンシーンに一筋の光を灯してくれたと思います!!

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